母といただくおせち料理~母の「生きざま」を感じるひと時
一昨年父が亡くなってから奈良で一人で住んでいる母と正月を過ごすため、12月30日-1月1日午前は東京で、1月1日午後-2日は奈良の実家に行きました。昔は母が祖母とおせち料理を作っていたのですが、今は、奈良生協から持って来てもらい、部屋を暖かくして待ってくれていました(奈良の冬は底冷えするので心配です)。2日朝の雑煮は子供の時から慣れ親しんだ野菜とキノコが一杯入った「母流」の雑煮でした(画像)。母は若...
View Article俳句の難しさ・散文との違い~「降る雪や猫より軽き氏素性」
2月22日は猫の日です。大分県中津市の私の俳句の大先生から送られてきた猫の句をめぐり、大先生と昨日からやり取りがありました。「降る雪や猫より軽き氏素性」通常、俳句は解説をつけないものだそうですが、私の疑問は、「猫より氏素性が軽い」ということを言いたいことはわかりますが、「何故ここで雪と猫の組み合わせなのか」「白猫だから雪と同化しているのか」「何故ここで犬でなくて猫が登場するのか」(ソフトバンクのCM...
View Article飛行機で読んだ1冊⑦~「美しき日本の残像」・わが心の「残香の茶会」
2月23日の東京都市場問題PTの第6回会議に出席するために長崎から羽田に移動する飛行機の中で原稿を書く合間に読んだのが、アレックス・カー「美しき日本の残像」でした。日ごろ、論理的な学術論文や、実務的な本を読んでいると、ふと、みずみずしい日本語や日本の風景に接したくなります。私が長崎・奈良・東京を愛して3地点で活動する理由は、ここにあります。アレックス・カー氏とは、小値賀島・平戸で何度かお会いして、日...
View Article観光地に住むということ~長崎の中華街から世界を展望する
3月18日、昼食時に長崎の魚・野菜を提供する地産地消レストランで食事をしていたら、外国人の団体が入ってきて、すぐに満員になってしまいました。15年前はローカルな観光地であった長崎に住んで、東京と生育地・奈良を行き来する私にとって、ここ2年位で長崎も奈良も居住環境が大きく変化したと感じます。それは、街中に外国人(欧米人もアジア人も)が増えて、地域住民の行くお店に観光客が来るようになっていることです。レ...
View Article生まれた村で聞く音楽の調べ~「西念寺の雅楽聴き入る梅雨の晴」「夏空や茅の樹昇る読経かな」
最近、私の郷里である三重県伊賀市島ヶ原の西念寺(天台宗)の永代法要に出席したことがあり、本堂には150人ほどの出席者が整然と座っています。その際に、雅楽「越天楽」の演奏が、徳島(阿波)のお寺の僧侶により行われました。雅楽は春日大社で行われた甥の結婚式の時以来で、普段余り聞くことがありません。笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)などの楽器の解説の後、楽譜の説明があり、演奏が始まりました。...
View Article日本の秋本番を体感したい~古都の秋・田園の秋「正倉院の玻璃(はり)の器に夢を盛る」「天鵞絨(ビロード)の階段続く稲穂かな」
9月から10月に入り、秋本番を体感したい季節になりました。長崎はくんちが始まったので、私は長崎におりますが、美しい日本を求めて旅をしたくなる季節でもあります。長崎の夏は暑いのですが、朝晩涼しくなったと思うと、虫の声が聞こえてきます。「虫すだく出島の庭を狭くして」出島を通りかかると、小さな庭から虫の声が聞こえてきました。江戸時代にもオランダ人はこの虫の声を聴いたのでしょうか。9月のお彼岸には、村里で柴...
View Article2018年新年に思う~隠れた資源を掘り起こして活用することの重要性
2018年の初詣でも、昨年と同様、東京都新宿区の自宅近くの須賀神社に行きました(画像)。朝6時という早朝にも関わらず、若い方が多く初詣に来ていました。最近では、神社へのお参りの仕方を説明した本も出されており、若い方々にも神社は親しみの持てる場所になってきた感があります。加えて、須賀神社の階段やJR信濃町駅前の陸橋は、アニメ「君の名は」の舞台となっているので、外国人の若い世代も多く参拝に来ておられまし...
View Article長崎~奈良~東京を結ぶ人生
8月4日、朝8時半から長崎市井上病院で定期健康診断を受けて、肥満が進行せず、胃カメラ検査も問題がないことを確認。10時半に終わり、11時に遅い朝食。14時55分のJALで東京に向かう。夏休みのせいか、子供連れの家族で空港は溢れていた。15時10分に離陸し、アッという間に大村競艇場・諫早総合運動公園・諫早湾干拓地へ。眼下は25歳で初めてタイに行った時のように、水蒸気の濃い空気で霞んでいる。一つ一つの施...
View Article奈良は「素材の強さ」が魅力
11/2奈良国立博物館の「第71回正倉院展」を見学し、また、奈良の町を歩いてみて、「奈良は素材」だと思いました。奈良の興福寺・東大寺・正倉院の境内や平城京は、私の子供時代の遊び場でしたが、これが人類の遺産であるとは、知りませんでした。1,200年以上前の、絵や仏像や家具等の正倉院収蔵品を見ていて、武骨で粗削りなところはありますが、実に人間的で、おおらかで力強い素朴な造形や人間性が表れていると感じまし...
View Articleコロナの夏に、奈良を訪問
日本中どこへ行っても暑さとコロナで厳しい夏になりました。14日大阪での仕事を終え、夕方からの奈良県の旧友・議員とお会いすることになり、その前に、奈良国立博物館で、「よみがえる正倉院宝物」展を鑑賞しました。年に一度の「正倉院展」とは異なり、明治以降、奈良博物館展などに出展するために復元された作品群です。とは言え、当時の第一級の工芸家が調度品・楽器・仏具・文書・染織品等を復元しているので、それ自体、価値...
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